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トラベルにはトラブルが付き物   

2005年 07月 06日

2005年7月6日、私にとってはチェンマイを離れる日でもある。午前中はホテル内で書き物などして過ごす。F氏から朝、電話があり、12時前に「センタン」(セントラルデパートを現地ではセンタンと呼ぶ)で落ち合おうということになった。トゥクトゥクを拾い12時前に到着、20分、30分と待つが現れない。心配になり公衆電話からF氏の携帯に電話すると別のセンタン(要するに2つあったのだ)にいることがわかり、予定より1時間近く遅れて合流した。ところが今度はK夫人が現金や免許証・ヴォーダフォンの入ったポシェットが無いと言う。待ち合わせ場所に来るまでのソンテウの中に落としたらしいということで、それらしきソンテウを探そうとするが、何せチェンマイにはソンテウが3000台あるという。近くのアマリリンカムホテルの女性スタッフが親切に対応してくれK氏のヴォーダフォンに電話してくれるが応答せず、切断音が聞こえるとのこと。残念ながら他者の手に渡ったと考えざるを得ない。不幸中の幸いとでも言うべきか、パスポートとクレジットカードは前日K氏が預かっていたとのこと。とは言うものの戻ってくる僅かな可能性と保険請求のことも考え一応警察に届けに行く。

警察署にて
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タイの警察官の服装はなかなかに凛々しい。が能力的には甚だ疑問ということは調書をとる仕事ぶりを見てもすぐに知れた。それにしても姓名を尋ねられて自分の姓の漢字を英語で直訳して「You Know?」とかやっているK氏、とても困って相談に来た人に見えない。マイペンライの警察官と好勝負と言ったところか。
F氏邸に立ち寄り、日本のヴォーダフォンに連絡して通信停止の手続きを行なったり、庭に育ったというマンゴー(とても甘かった)を戴いたりしているうちに早くも夕方である。前回、イカ墨スパゲッティ事件のあった例のイタリア料理屋「プンプイ」へ。前回リベンジの最終章としてふさわしい店でもある。過ちを再び犯すことの無いよう慎重に少量ずつオーダーする。とは言っても男3人でビールの他にワイン2本半飲んだわけで、こちらのほうは慎重でもなんでもない。
さて、今夜はいよいよチェンマイを離れなければならない。夜7時前に食事を終え、ホテル近くでK夫妻を降ろしF夫妻と空港に向かう。前回は早朝の出発で夕陽のような朝陽であったが今回は本物の夕陽である。
山々も赤々と照らし出され美しさにしばし見とれていた私はこの場面にふさわしくない、いや案外ふさわしいかもしれない歌の一節を思い出していた。「ターイーのーやまーやまー、陽にー映ーえーてー、我出陣に愁いーなーしー」(もちろん武田節のメロディーで)



蛇足:空港の喫茶店で時間待ちにF氏とドライマティーニを頼んだらこんな代物が出てきた。タイ文化戦線異常なし
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by alkinist | 2005-07-06 19:20 | チェンマイ再び

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