秩父の山:若御子山・大反山(おおそりやま)を歩き清雲寺で花見
2012年 04月 12日
10:20秩父鉄道 浦山口駅で集合し至近の名水を汲み浦山ダムに向かう。
ダムの堰堤内にはエレベーターがあり標高差132Mを一気に稼いでくれる。
人造湖は、その名も「さくら湖」なのだが開花すらしていなかった。
湖岸を歩き山腹に取り付く。いきなりの急階段にあえぐ。この日は気温も高く食山人は半袖で歩いた。先日(4月7日)奥武蔵の山で雪に見舞われたのが嘘のようだ。
歩き出してから1時間で国見の広場到着。両神山が見える。
西上州の二子山の特徴ある山容
この日のコース。左の湖岸から国見の広場を通り、若御子峠から若御子山・その奥の大反山をピストンし国見の広場に戻り清雲寺に下るコースである。若御子峠からは登山道は無く赤テープを頼りに踏み跡を辿る。
若御子峠の道標:ネット記事にも書かれているが、この道標が極めて不親切。若御子山への道案内(ここから直進)が無いのは危険だからと納得できるが、ここが若御子峠という肝心なことが書かれていない。お役所仕事の典型だろう。
直進して、すぐの右側の枯れ木にプレートがついている。気をつけて見ないと見落とします。
倒壊した社の傍らに咲いていた一輪のカタクリ。
旧若御子神社と思われる赤い鳥居を右に登り、大岩を目指して急な林の中を歩く。赤テープが複数ルートあったり紛らわしいがルートファインディングが要求される面白さもある。大岩からは右に巻く。登山道というより薄い踏み跡といったところだが一部にロープもある。
急坂に喘ぎながら麓の正午のチャイム(なぜエーデルワイスなのだろう)を聞く。12:04若御子山頂上(733M)。
更にここから20分、林の中を高み目指して歩くと本日の最高峰「大反山(おおそりやま)853M。セルタイマー撮影のため肝心な山名が切れてしまった。12:27分到着。湯を沸かしカップラーメンをすする。いつもなら山上で一杯やるところなのだが急坂の下りを考え自重した。
案の定というべきか大岩を下る地点で足元の良いコース取りをしているうちに赤テープを見失うが、もともと正解などがあるコースでもなし、地形から判断し安全そうなガレ場をトラバースして13:24倒壊した社の場所に戻った。
ここから国見の広場を経由して清雲寺に下る。麓に咲いていた福寿草(この時期に咲いているということは今年は春が遅かった証だろう)
14:00若御子神社に無事下山の御礼参拝するWNさん。休憩時間を含めて3時間半の行程の割には緊張する場面が多かったせいだろうか疲労感と充実感双方があった。
清雲寺の枝垂桜は未だ3分咲きといったところ。平日ともあって人出はさほどでもなかった。
境内の桜の真下に陣取って花見で一杯と洒落ます。
この日は初夏のような陽気でビールで、また浦山口駅近くで汲んできた名水で焼酎を割り1時間以上も滞在しました。15:20清雲寺を辞して武州中川駅に向かう道から振り返って見た大反山。
秩父鉄道で2駅、お花畑駅(西武秩父駅)の駅前の居酒屋・・・WNさんご推奨の店・・その名も駅前、これ以上わかりやすいネーミングはない。16:10ごろ入店するとゴルフ帰りと思しき同世代が既に盛り上がっていた。
ご亭主が自ら山を歩き採って来た山菜を供してくれる。当店では突き出し700円で7皿ですがよろしいですかと訊かれる。異存のあるわけがない。セリ、行者ニンニク、etc
タラの芽ではなく葉、フキノトウの天ぷら。軽いエグミが春らしい。
肉厚の椎茸、土筆そして春蘭!の天ぷら。春蘭の天ぷら(左上)なんて初めて食べました。
記念にご夫婦のツーショットをパチリ。美味しかったですよ。
春の山を足と目と口で堪能した一日でした。
by alkinist | 2012-04-12 23:44 | 山歩き