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雲取山:1日目 長沢背稜から登る。   

2013年 06月 09日

6月8日、9日 山中1泊で雲取山を歩いてきた。関東地方は、このところ梅雨が嘘のような好天続き。中でも予報によれば、この日程がベストのようである。このところハードな山行を行っていないためトレーニングを兼ねて奥多摩でも有数のロングコースを歩くことにした。ここ数年、恒例となっている山仲間との北海道山岳遠征(連日、8時間~10時間行程の登山を行う)を控えての体力他のシュミレーションチェックのためでもある。
当初、1日目は奥多摩駅からバスで東日原へ行き、そこから小川谷林道経由で長沢背稜を歩くつもりであったが調べてみると一昨年3月の大震災の影響等から通行不能とのこと。そこで天祖山経由に変更したが、それでも正味歩行時間はガイドブックによれば8時間半に及ぶ。

今回、山行を終えて奥多摩駅に下山(6月9日)すると6月4日入山したまま消息を絶っている男性の夫人(もう1人は娘さんだろうか?)が情報提供を求め炎天下、下山してくる登山者一人ひとりにチラシを手配りしていた。見れば食山人と同年輩で予定コースも途中まで同じ、とても他人事とは思えず後述する道迷いポイントを所轄警察に情報提供した。(心からご無事を祈っています)
私自身、山行計画を立てるに際してはガイドブックだけではなく最新情報を求めてネットから参考情報を得ることが多くある。検索のランキングなどを見てもこのノーテンキなブログにも結構な数の登山愛好家が立ち寄っていただいているようでもある。前述のような背景もあり何かしらの遭難防止に役立ちたいとの思いから今後は、このブログも通過時刻を従来以上に記載したいと思います。

6月8日練馬を朝一番電車で出発、西武線各線を乗り継ぎ拝島からJRで奥多摩駅に7:17到着。7:25発の東日原行きバスは満員で更に1台増発されていた。多くは川苔山などへの日帰り登山のようだが重装備のものいる。バスで25分ほどの終点の東日原から車道を歩く。(7:50歩行スタート)日原川を挟んだ対岸には稲村岩が見える。
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小川谷橋で日原鍾乳洞方面と別れ八丁橋まで来ると漸く登山道だ。(8:25)ここから展望のない樹林帯の中の急坂を歩く。朽ちかけた神社:大日天神通過(9:31)
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ブナ林の中を歩く。この日は曇りだったが比較的湿度も低く大汗をかかずにすんだ。(10:04)
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天祖山(1723M)の天祖神社(10:54)10分小休憩
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山頂から少し下って登り返したピークから大きく下ったところが梯子坂のクビレ(11:32)
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クビレから登り返した後、30分少々で尾根筋から離れ水松山(アララギ山)へ右90度に下るのだが、ここが極めて紛らわしい。直進方向(誤り)にピンクテープがついており踏み跡もあるからである。(アララギ山方向にもある)食山人は地図ももちろん見ながら長沢背稜は直進と判断したが徐々に踏み跡が薄くなったので引き返し本来の道に戻ったが、ここには是非とも道標が欲しいところだ。改めて写真を見ると倒木で通せんぼをしているようにも見えるが、その先にあるピンクテープに目が行ってしまうのである。5分以上タイムロス(12:10)
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ものの3分で長沢背稜に合わさる(ここを東方向に行ったところに水松山があるようだ)。(12:13)
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ここから30分ほどで長沢山(昭文社地図では1時間となっているがアップダウンも少なく、ユックリ歩いても40分だろう)を過ぎ、行く手左前方に七ツ石山など明日歩く石尾根が見えてくる。(12:51)
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そして楽しみにしていたアズマシャクナゲ。(少し時期を過ぎていた)
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(13:19)柱谷の頭通過
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(13:56)雲取山がみえてくる。
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(14:18)芋ノ木ドッケ
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マムシグサ3兄弟
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(15:07)大ダワ
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(15:27)雲取山荘到着。週末とあって200名(収容人員に同じ)で大賑わいでした。
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この日の行動時間は食事などで休憩30分強、正味時間は7時間。食山人は単独登山の場合、早歩きの傾向があります。(昨今のトレイルランナーのように時間を競っている意識は毛頭ありませんが不安から先を急ぐ癖は改まりません)


雲取山:石尾根を経て下山・・に続く 

by alkinist | 2013-06-09 22:23 | 山歩き

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