北海道の山を歩く。8日目暑寒別岳(日本200名山)
2013年 07月 25日
5:10箸別コース登山口到着。入り口にある立派な避難小屋で、この朝コンビニで求めたイナリずし・太巻きで朝食。
5:28 登山カードに記入して歩き出す。緩やかな樹林帯は、いかにもヒグマの好みそうな地形。この日ばかりは鈴だけでなくM本さんと交互にホイッスルを吹きながら歩く。
6:30 2合目通過。7:10雪渓。表面が凍っていてキックステップがきかず緊張する。
ミズバショウ
7:27 5合目。小雨、レインウェアの上だけ着ける。
登山道の真ん中にヒグマの新しい糞。
8:12 7合目で樹林帯を抜けると強烈な風が吹き付けてくる。遂にレインウェアのズボンも穿く。風は強烈で強風というより暴風に近い。
「この先も稜線で風を遮るものが無いですよ」とM本さんが風に負けないような大きな声で話しかけてきたが、地形的にキレ落ちた稜線ではなさそうだし「もう少し先まで行って様子を見よう」と答える。この一帯は高山植物の豊富なところで本来なら写真撮影など楽しみながら歩く最高のポイントのようだが、そのような余裕は全く無く、ただひたすら風に飛ばされないよう踏ん張り、ストックで支えながら一歩一歩歩く。
8合目からは写真を撮る余裕すらなく、漸く9:00 暑寒別岳山頂(1491M)
ともかく風の弱い7合目から下まで降りることにする。
風は全く弱まる気配すらない。9:15暑寒別コースとの分岐点
トモエソウを写真に撮ったが強風に煽られてピントが合わない。
10:36漸く風の弱い樹林帯に入りホッとする。ザゼンソウを撮る余裕も出てきた。
ヒメイチゲ
マイズルソウ
12:02 無事下山。かなりキツイ6時間半であった。
宿に戻ってレインウェアと靴を干して、前日とは別の温泉で汗を流す。この日は我々の他の客はリピーターの女性1名のみ。夕食は宿ではなく宿のご主人知り合いの居酒屋で(宿の主人も一緒)。海沿いの不思議な空間で一杯!
イカゴロやら生たこを炭火で焼いて・・・知り合いの漁師から仕入れたという潮ウニも最高でした。
by alkinist | 2013-07-25 22:08 | 山歩き