みちのくの名山を歩く 2日目 大滝根山
2014年 11月 24日
この地域には鬼伝説が多く、この大滝根山も「大多鬼根山」とも書く。また霧島岳の別名もあるという。
少し下って車道を左に行くと右側に登山道の入口がある。しばらくは見通しのきかない樹林帯の中を歩くが30分も歩くと梢越しに山頂にレーダードームのある大滝根山が見える。
7:51 ブナ平
8:04鎖場
8:18 見晴らしのきく場所に出た。
高塚登山口からの道を合わせる。
風力発電の風車が・・・しかしこれらは福島原発から30KM圏内でメンテ不可能のため停止中とのこと。安全な自然エネルギーが原発事故によって稼働できないという皮肉な現実だ。
8:22 ほぼ?山頂 航空自衛隊の施設のため山頂へは特別な許可を事前申請しなければ入れない。
8:28 大滝根山(日本300名山) 峯霊神社(1192M) 三角点はフェンスの中
下りは往路を戻るのもつまらないので沢コースを選択したが「上級者」の文字が気にかかる。
かなり強烈な下り15分。御沢地蔵尊
廃仏毀釈の災厄だろうか?地蔵の首が落ちている。
ここから沢沿いの道を歩き
9:04 賽の河原
この下の伐採地で湯を沸かし朝食。寒い林の中で熱いラーメンが美味い。ここで大滝根川源流登山口から登ってくる夫婦に出会う。この日初めて会う登山者だ。「駐車場に車が見えませんでしたが」と言われたので「仙台平に置いて周回してきました」と答えると驚いていた。9:38廃ホテル跡地。先ほど出会った夫婦の車らしき地元ナンバーが1台駐車してあった。
2004年に廃業したというが破れた窓にカーテンが揺れているのはなんとも侘しい。
ここから車道を歩くこと20分 10:10出発地点の駐車場に戻った。
この日のコース(ネットから借用)
大滝根山は頂上付近が航空自衛隊のレーダー基地のためフェンスで囲われて興を削ぐが大正時代までは女人禁制の歴史ある霊峰だったそうである。仙台平からのルートは面白みに欠けたが大滝根川源流へ下るコースは、それなりの雰囲気を感じるものがあった。
車で「あぶくま高原道路」を通り棚倉町から八溝山へ向かう。と 11:38「迂回路ありません」って・・・カーナビによれば、まだまだここから10KM以上登山口まではある。
後から地図を眺めると茨城県側から(袋田の滝方面から)回り込めば行けないことはなかったかもしれないが気持ちが切れてしまった。
白河IC近くの「白河ラーメン」を食べて東北道に乗り午後3時、予定より大幅に早い帰宅。
by alkinist | 2014-11-24 23:04 | 山歩き