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山梨県の山を歩く(2)櫛形山   

2015年 05月 10日

5月10日山梨県の西端にある山・源氏山を目指して山荘を5:30出発。途中、山中湖湖畔の展望台で
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霧が立ち込める湖面も美しいものだ。
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富士山の山裾・青木ヶ原の樹海を回り込み富士川町の丸山林道を走って行くと・・・7:16
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一般車立ち入り禁止となっているがゲートに何故か鍵がかかっていない。手前で駐車中の工事作業車らしき車で仲間を待っていた男性に聞くと先ほど通って行ったオバサンが鍵をかけ忘れていったようだが本来は施錠するもの。自分たちも仕事の関係上、鍵を持っているが通行後は施錠するという。ここは標高1300M程度、登山口へは少なくも徒歩2時間以上は要するという。かといって入ったは良いが帰れないのでは困るしと思案していると、その男性に仲間から携帯電話があり少し遅れるので、この先の池の茶屋付近で待ち合わせに変更するとのこと。なんという僥倖、その待ち時間を利用して、その男性が工事作業車に同乗させてくれ9KM先の櫛形山登山口までなら送ってくれるとの申し出に即刻決断。山梨百名山より過去に登ってはいるが日本200名山の櫛形山に目的地変更。40代の男性は治山事業を仕事としているそうで、この櫛形山に至る林道の修復作業や南アルプスの広河原に抜ける林道工事など手がけたという。この男性によると南アルプス一帯は老年期の山で土質が脆く斜面崩壊が頻繁であるとのこと。
これまでも何度か似たような局面で「通行禁止」に腹を立ててきたが話を聞くと安全通行のためにはやむを得ない措置かと得心した。ということで送ってくれた男性に感謝して8:08登山口
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山頂付近は原生林に覆われている。
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コミヤマカタバミ
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8:50櫛形山山頂(2050M)展望は得られないし、あまりにもあっけない。この先の裸山まで往復することにしよう。
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サルオガセ
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9:26裸山 カップラーメンで腹ごしらえ
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遅咲きの桜越しに北岳が見える
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裸山から櫛形山を見る。この山は名の通りなだらかな山容で顕著なピークは無い。アヤメが有名で以前は、6月下旬のその時期にアヤメ平から登ったのだが今は未だ期待できない。往路を戻る。
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苔むした原生林の雰囲気は好ましい。
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少し春霞がかかってはいたが富士山も望める。
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そして白根(白峰)三山
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10:35登山口に下山。駐車場所まで9KMの林道歩きだ。当初登山予定だった源氏山が見える。
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斜面崩壊で作り治した道路。今朝の男性の苦労話が思い出された。
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12:35 登山口からキッチリ2時間歩き駐車場所に戻る。案の定、ゲートは施錠されていた。開いていたのを幸いと入り込んでいたらと考え順法の精神の重要性に認識を新たにした食山人であった。15時ごろ帰荘、冷えたビールが五臓六腑にしみていった。

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by alkinist | 2015-05-10 23:28 | 山歩き

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